employment in Japan

In Japan, there has been a deep rooted belief that graduating from a top rated university leads to the employment in a major corporation.

就職

「学校名不問」も効果薄く

企業に対して「学校名不問」の採用やリクルーター制の縮小を促した今年三月の経団連の提言は、次のように企業の採用方法を自己反省する。

「有名校から一流企業へというコースに乗ることが、将来の幸せにつながるという考えが根強い。採用を中心とする企業行動もこうした「単眼的」システムを助長してきた」

経団連が教育に関して提言したのは初めて。学歴偏重の採用を続ければ、これからの時代に必要な「創造的人材」は得られないという危機感からだが、企業側の反応は鈍い。

「学校名不問」の採用はソニーが五年前から。トヨタ自動車も昨年から導入するなど増加傾向にはあるが、なお少数派だ。学生の人気企業のNTTは「学生のバックグラウンドを知るために必要」と慎重。表向きは出身学校を重視する比率は低い(棒グラフ)が、「短期間の争い。有名大の採用は品質管理」(ある都銀のリクルーター経験者)というのが企業の本音のようだ。

「学校名不問」を導入した企業でも、結果的に「偏差値の高い学校に偏ってしまったケースもある。」(経団連事務局)という。提言のアドバイザーを務めたグレゴリークラーク多摩大学長さえ、「短い面接や筆記試験だけで学生を見抜けますか?大学名も成績も総合的に評価して採用すべきだ」と「学校名不問」に疑問を投げかける。「学校名不問」も学歴偏重をなくす特効薬にはなっていない。

質問

1)学校名不問とはどういう意味ですか。

2)「単眼的システム」とはどんなシステムですか。

3)経団連の提言とはどのような内容ですか。またどうしてそのような提言をしたのですか。

4)ここでの「品質管理」という言葉はどういう意味ですか。

(Visited 434 times, 1 visits today)