Japanese green tea

日本茶が大好きな米国人がいる。おいしい入れ方を研究し、毎日飲んでいるという本格派だ。彼が日本に来て喫茶店に入り、当然のように日本茶を注文した。「日本茶はありません」「オウ?」

理由を聞かれて困ってしまった。日本ではカネを払って日本茶を飲む習慣がない。なぜなら、お茶は水や空気のように日常に欠かせない存在で。。。言っている方が分からないのだから、納得してもらえるはずがない。

もちろん日本茶にもコストはかかる。百グラム1000円の上質葉なら一杯分約20円。コーヒーの原価と大差はない。なのに、その意識があまりないのは、「お茶はごちそうになっていいがゴーヒーはダメ」という公務員論理規定でも明らかだ。

そこまで言っても追求はやまない。「自動販売機ではコーヒーも緑茶も110円。君の説明ではどうなる?」。かの国には「お茶を濁す」に相当する言葉はないと見える。

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