健康病が心身をむしばむ



In this article, the author talks about prevalent modern disease called “health disease”. The sufferer himself doesn’t think there is anything wrong with him being obsessed with health. This Japanese article is pretty challenging. If you are able to comprehend this article, you should be ready to take JLPT N2.

When you hear the word disease, it is not pleasant. As its definition, the sufferers does not consider it to be the disease, so he ends up ignoring other things. He wouldn’t care about bothering his neighbors because of his health disease. Health disease applies when the sufferers fail to recognize that it is a disease.

病気というものはいずれにしろ不愉快なものであるが、最近流行の「健康病」というのは、定義どおり、本人は病気とは思っていないので、それによる被害が潜行するところが恐ろしい。健康病とは、簡単に言ってしまうと、ともかく「健康第一」で、そのことにひたすらかかずらわり、他のことは無視してしまう。それから生じる近所迷惑などお構いなし、という点で「ほとんど病気」の状態であるが、本人はそれに無自覚である場合のことを言う。

たとえば、Aさんは食事に関して極めてうるさい。と言っても味のことではない。何かの本でコレステロールが悪いと読むと、コレステロールを目の仇にして、これはよくないとか、これは食べ過ぎてはならない、とかやっているが、今度は、友人からコレステロールも有益であるなどと聞くと、急に不安になってきて、あちこちの栄養学の本を読み始める。そして、「適度のコレステロール量とは何か」という、Aさんにとっては人生の大問題につき当たる。「専門家は勝手なことを言って当てにならない」と嘆く。じぶんなりの計算に基づいて、あれがよいとか悪いとか言い始める。これを食事の度に聞かされている家族は、せっかくの食事のときの楽しみを奪われるし、そもそもAさん自身が食事を味わうという楽しみを放棄してしまっていることになる。

Aさんの健康に関して、特にその食事に関しての心配が、Aあんの心も家族の心も蝕んでいるのだ。言うなれば、Aさんの心のはたらきは、健康に関すること意外の点では、ほとんど機能を停止しているのだから、これを病気と言わなくて何と言えるだろう。

健康病の恐ろしさは、伝染性をもつことであるし、そもそも

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